僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

春先のプチ情緒不安定

飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、いつまでも青臭い歴50年? リスボン、59歳。

本日もリスボンの、勘違い・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



だいぶ春めいてきた感じがします。

もちろん、もう1回くらいは寒の戻りがありそうですが、
今日はコートもジャンパーももって行かずに外出しました。

何となく空気もかすんでいる感じ、
そしてかすんだ空気の向こう側に琵琶湖の湖面が柔らかい青さでキラキラしていました。


さてそんな季節の変わり目、
ウキウキすると同時に、
妙な落ち込み感もやってきます。

今日の僕は、いい歳こいて、
無責任なウキウキ感と原因不明の不安感に、
かわりべんたんに支配されていました。


午前中は自宅で一人、
家事を済ませたのち、香港での訪問先リストの作成を行いました。

地名にしても施設名にしても漢字が素直には変換できないので、ややイライラしましたが、
地図で行き先を確認しながら旅先のウキウキ感がイメージできて、
少しばかりプラス方向情緒で安定していました。


昼からは仕事場に向かい、来年度の授業の準備に取り掛かりましたが、
ここで原因不明の情緒不安定に陥りました。

全く根拠はないのですが、
誰も僕に話しかけてくれない感じが妙に心に刺さってきたのです。

この時期、同僚教師に会うことはほとんどありません。

郵便物等の確認と出勤簿への捺印のため事務室に寄りますが、
もちろん、事務方の皆さんはそれぞれの仕事に取り組んではります。
ですから、僕と無駄口をたたく義務はないのですが、

なぜか僕のほうで、
勝手に拒絶されているという心情に陥ってしまうのです。

僕には時々、こういう時間があります。

恐らく俺は、みんなにとって邪魔なだけの存在なんだ、
下手に学術的なキャリアが中途半端にあるからみんな、先生として付き合ってくれているけど、
ホンマは、人間失格の非常識男と思っているんだ、

ちょっとマンガチックに誇張して表現すると、
なぜか僕の頭の中に職員の皆さんからこんなに思われているという感覚が渦巻いてくるのです。

この感覚は基本的にはこの文脈では解決しません。


もやもや感が漂ったまま、仕事場で文献の整理等を続けながら、
ふとパソコソでSNSに目を落としますと…


つい先ほど大学の事務室の入り口でちょっとした会話を交わした学生のちょっとした一言が目に入りました。

ちょっと、というかだいぶ恥ずかしいのでその一言の中身には触れませんが、

読んだとたんに僕は舞い上がってしまいました。

ホンマにげんきんな奴です、この還暦前の勘違い男は。


先ほどまでのネガティブ情緒不安定は、あっという間にポジティブ情緒不安定に変わりました。


今、家に戻り、あえて恥ずかしさをこらえて文章化することで、
自分で自分を笑うことができるくらいに落ち着きました。


ホンマに春先の情緒不安感ということで、無理やり、納めましょう。

(もう一つ理由がありそうですが、その理由はまだ文章化できませんし、しません。)



この勘違い・青春ごっこを続けるためにも
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。