僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

卒業に向けて カウントダウン?

飲酒歴40年、断酒歴3年と3か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、人生の一里塚・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日は連休前、最後の授業の日でした。

僕が同僚と共同で担当している、
新入生対象の大学入門科目も、

最初のプログラムである、
紙コップと洗濯ばさみによるインスタレーションの制作、

今日で1段落がつきました。

近々、学生たちの面白い成果の一部をご披露しましょう。


このプログラムは一応、僕が考案したということになっているので、
僕が主担として指導に当たってきましたが、

僕の勤務している大学では、
毎年、
連休直前の金曜日に、

その年度の営業セールスに関する学内のガイダンス会議を行います。

僕はそのガイダンス会議に必ず遅刻します。

というのも、その1年生対象のプログラムの後片付けがどうしても、
その会議の開始時間に間に合わないからです。


私学にとって入学者獲得のための営業活動は、
はっきりと死活問題であり、
教員も職員も気合を入れて参加するように、
(若干ブラックな)組織的圧力がかかります。

しかしその全員参加前提のミーティングに対して、
正当な理由があるとはいえ、僕は堂々と遅刻します。


ついでに言えば、
遅刻して入室したのちも、
それほど熱心には参加しません。


この精神的なサボタージュについては、いろいろな理由がありますが、

正直、一番、大きな理由は、

僕の卒業、即ち定年が近づいているということにあります。


あと、5年。

今、僕が、大学としての営業活動に頑張っても、
はっきり言いますが、僕にとってのメリットはありません。

僕は大学で働く後輩たちのことを思いやるほどの人格者でもありません。


もともと自己チュウで生きてきたのですが、

卒業までのカウントダウンが現実のものになってきたこの頃、
一層、自己チュウ度が高まっています。


いいんです、僕が楽しければ。


僕が今の僕を楽しむことによって、
若者たち、即ち学生たちには、僕の生き方を伝えることができます。

僕は組織防衛のために自己を抑制することはできませんし、
仮にできたとしても、
そのことを隠し通すことはできません。


ですので僕の自己チュウは、僕のできる限りの誠意だと思っています。


凄く悪いことを宣言しているような気もするし、

割と真っ当なことを言っているような気もしますが。



でも、とにもかくにもいつもの気合です、
こちらは卒業はありません、
卒業するのは、神様の元に馳せ参じる時です。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。