僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

グレーゾーン

飲酒歴40年、断酒歴4年、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、僕たちの病気を考える・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

新型コロナウィルス、色々な意味で対岸の火事ではなくなってきました。

特に夕方に発表された、武漢への渡航経験のない観光バスの運転手さんの感染、

ちょっと、ショッキングでしたね。

このまま何とか抑え込むことができるのか、

ウィルス自身が勝手な遷移の過程の中で滅びてくれるのか、

それとも未曽有のパンデミックがやってくるのか。

僕たち小市民は、できることをするのみです。

 

今日、久しぶりに、断酒ブロガーの皆さんの投稿を読み歩きました。

その中で気になったのが、グレーゾーン飲酒という状態に関する記事です。

その投稿によれば、

グレーゾーン飲酒とは、いわば依存症(使用障害)の直前の状態で、

毎晩のように深酒を繰り返し、

時には問題行動を起こしてしまうような状況を指すそうです。

グレーゾーンにあることに無自覚なまま毎日の飲酒が続き、

そして時間帯構わない連続飲酒に陥ってしまうと、

まず間違いなく依存症(使用障害)を罹患してしまうことになるようです。

その投稿では、

グレーゾーンにある時に自らの問題飲酒に気づき、

専門家なり、

適切なピア(共通の問題に向かい合う自覚のある仲間)に出会えれば、

最悪の事態を避けることができるということも強調されていました。

 

なるほどなぁと納得できる部分もありつつ、

でもグレーゾーン飲酒って殆ど使用障害の状態だよなぁとも思いました。

 

僕の場合、相当若いころに、

すでにグレーゾーン飲酒の状態に陥っていたと思います。

日中の飲酒が慣習化したのは、

肝硬変で緊急入院する4か月ほど前からですが、

しかしグレーゾーンの時に使用障害を判定する兆候はいくつも顕現していました。

グレーゾーンを使用障害に含めるかどうかは置いておいて、

グレーゾーン飲酒についてもっと明らかにし、

その危険性を訴えることがとても重要な事だと思います。

 

酒は百薬の長かもしれませんし、

人と人をつなぐソフトダンパーかもしれません。

しかし同時に、僕たちは、

酒がすぐに危険な薬物に変化してしまう劇薬であることを訴える必要もあるでしょう。

そしてそれは僕たちにしかできません。

僕たちは互いにピアとして励まし合うべきですが、

僕たちのピアを増やしてはならないのです。

そのためにもいつものように

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。