僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

オヤジの棲家

飲酒歴40年、断酒歴6年、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、ジジ捨て山探し日記、ご訪問ありがとうございます。

 

自殺未遂常習者のクソ親父が、今のアパートを追い出されることになりました。

昨年の秋くらいから、親父の部屋の2階の住人の方から、

テレビの音がうるさいという苦情が何度か寄せられていました。

 

オヤジは気持ちが安定している時は、僕が連絡すればすぐに対応してくれていたのですが、

ついに先日、一向に聞き入れない事態が生じてしまいました。

聞き入れなかったというよりも、

あやつにとっては命よりも大事な睡眠剤が見つからず、探し回っていたらしく、

完全に冷静さを失っており、人間としての正常な判断力を失っていたようです。

 

2週間ほど前に、初めてのことでしたが、家主さんから僕に連絡があり、

何とかしてほしい、そうでないと2階の住人の方が退去されるとのことでした。

 

そこでお世話になっている地域福祉担当のケアマネージャーさんに相談し、

介護サービスが組み入れられている高齢者専用の入居施設を探してもらいました。

 

高齢者住宅を専門に扱っている不動産業者の方にもご協力いただいて、

今日、一件の物件の見学に行ってまいりました。

 

そこは、大阪を中心に介護ビジネスを展開している会社が、

滋賀県に新たに開所した施設ということで、

まだ築半年です。

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写真は、入居者のための共用の食堂です。

利用料金も親父の年金収入で十分に賄えそうですし、

現在のアパートと住所が近いということで、

これまでお世話になってきたケアマネージャーにも、引き続きお世話になることができそうです。

 

今月中に契約を済ませ、できる限り早く、引っ越しさせようと思います。

部屋からは、琵琶湖の東岸の山々が見えましたが、

適度な冠雪状態にあり、

5年前に訪れたスイスのローザンヌからみたアルプスを想起させてくれました。

 

願わくば僕のジジ捨て山探しの旅も、これで一区切りついてほしいものです。

極悪非道の親不孝者と非難していただいて結構です。

適度なストレスは人間としての伸びしろの起爆剤になるそうですが、

このストレスは、もういいです。

完全なストレスフリーは望みませんが、

断酒ライフ継続の妨げになるかもしれないストレスだけは、勘弁してほしいかな。