飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、我ながら心の狭い・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
2カ月ほど前になりますが、
現在放送中のNHKの朝ドラ、「カムカムエブリバディ」の、
オダギリジョーの演技を少しもち上げたブログを投稿しました。
僕はドラマの役柄にミュージシャンが登場する際、
俳優の演奏の演技がどうしても気になるのですが、
「カムカム・・・」のオダギリジョーのトランペット演奏の演技は、
なかなかリアルであると評価しました。
オダギリジョーの演技とは直接、関係はありませんが、
今日の「カムカム・・・」の展開には、ちょっと許しがたい部分が含まれていました。
将来を嘱望されていたトランぺッターであるジョーは、
原因不明の病気のため、トランペットの道をあきらめます。
そして今回、ジャズ・ピアニストととして再起を果たしたというのです。
話の中では、
ジャズの管楽器奏者は、鍵盤楽器の心得があり、
ジョーは持ち前の音楽センスの良さもあり、比較的短期間で、再デビューを果たします。
この展開は、現役のピアニストとしては、ちょっと納得できません。
なんぼ、才能があり、また経験があったとはいえ、
錠一郎がミュージシャンとしてのキャリアを中断させていた時間は、
ヒナタの年齢から考えると、30年近くあります。
30年のブランクを、しかも専門の楽器をコンバートした上で埋めることは、
そんなに簡単ではないはずです。
不可能とは思いませんが、
それこそ血の出るような努力と特訓を必要とすると思います。
今日の「カムカム・・・」の展開は、なんぼお話とはいえ、
ちょっとはしょり過ぎですよ、なんぼ何でも。
「カムカム・・・」は、3人目の主人公、
ヒナタちゃん役の川栄李奈ちゃんの飾らない演技が評判ですが、
そして僕も、ちょっとドンくささも感じさせる李奈ちゃんに惹かれて見始めたのですが、
今日の展開は、ちょっとだけ興ざめでした。
僕がこだわりすぎなだけかもしれませんが、
誰にでも、これだけは引くわけにはいかないというこだわりがあると思います。
断酒ライフと楽器演奏のリアリズム、これが僕の妥協できないこだわりです。