飲酒歴40年、断酒歴6年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、ひねくれノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
先日、ソウル市、梨泰院で起きた群衆圧死事件、
現在では、ずさんな都市計画や警察の初期対応のまずさ等が原因として注目されていますが、
最初のころの報道では、
有名人?が地域の飲食店に姿を現したことがパニックの原因の一つとして取り上げられていました。
メインキャストに木村拓哉が出演することから、
同様の事態が起こらないようにということで、注目を集めました。
キムタク絡みの件では、
当日の観覧券の抽選に漏れたファンが、前日に現地を訪れ、
せめて同じ空気を吸いたいという感想を述べていました。
またかなり以前になりますが、
スケートの羽生選手の金メダルおめでとうイベントにも多くの人が集まったということもありました。
アイドル - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)
その時も感想を記しましたが、
僕には有名人を一目見たい、
その人のパフォーマンスを鑑賞するためではなく、ただただ一目見たい、
あるいは同じ空間にいることを感じたい、
そのためにわざわざ出かけ、
しかも人ごみの中に埋もれてしまうという危険も恐れないという心理が、
全く理解できません。
有名人には、有名人にしかないオーラがあるという人もいるようですが、
僕に言わせれば、
有名人側がオーラを発しているのではなく、
見る側が勝手に解釈した特別感を感じているだけで、
何ら特別なことは起こってはいないのです。
多分、僕は、誰かの価値判断を単純に受け入れてしまうことに対して、
常に抵抗を感じてしまうんでしょうね。
僕は、自分で納得できたものに対しては、賞賛を惜しみませんが、
たとえ権威を伴った見解であるとしても、
僕自身が確認していない見方については、
無条件で受け入れることはできません。
年齢を重ねたことでかなり丸くなれたとは思いますが、
それでも自分自身の価値判断を誰かに委ねることだけは絶対にできないようです。
かなりめんどくせぇジジィだなと、自分でも思います。
思いますが、でも、ここは譲れない僕自身のアイデンティティーの核の一つだとも思っています。
こんな意地も、断酒ライフ継続のモチベーションになるんじゃないかな。