僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

俺は若者とタメをはる

飲酒歴40年、断酒歴7年、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、俺はやっぱりガキです・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日はホンマは、割と楽に過ごせる一日のはずだったのですが、

結構、いろいろなステージが登場して、バタバタし、

当然のように感じたこと、考えたことも、いっぱいありました。

でも全部、書き留めておくと、散らかっちゃいますので、1点だけ。

 

今日は夕刻に、

勤め先の大学のコスチュームデザイン・コースの卒業制作ファッションショーがあり、

行ってまいりました。

実は過去にも同じようなことを書いているので、

進歩がないような、しつこいような、

でも一本、筋が通っているような話です。

 

勤め先のファッション・ショーですが、

単に制作された服飾が素晴らしいだけではなく、

一つのエンターテインメントとして、意欲的なパフォーマンスが展開されます。

 

衣服を制作したクリエーターたちだけではなく、

モデルをつとめた子、映像や音響といった裏方を担当した子、

全員がキラキラしていました。

ホンマにまぶしいくらいです。

 

1年生のころは、僕の堅苦しい授業をさぼりまくっていた不良どもも、

立派に更生して(?)、感動的な仕事をやり遂げていました。

 

そんな彼女・彼らの仕事を見ながら、

いつも思うのは、俺も負けてられへんという気もちです。

歳は取っていても、クリエーター、あるいは表現者としては、

年齢差はあまり意味がありません。

 

彼女・彼らには、無限に近いエネルギーとポテンシャルがあり、

こちらにはある程度の経験値の積み重ねと、理屈の裏付けがあります。

恐らく、若者たちのもっている無限の可能性というポイントと、

僕たち、高齢者のもっている経験値と理論的な裏付けというポイントは、

天秤にかければ、どっこいどっこいでしょう。

 

だとすれば、一番、ものをいうのは、ハートでしょう。

絶対にきらめいてやるという、厚かましさ。

 

僕も歳をとることによって、若さの素晴らしさを素直に賞賛することができるようになりました。

だからこそ、その素晴らしさをライバル視することによって、

こっちも輝くことができる可能性があります。

 

若者とタメを張るためには、

多分、自分に負けてしまうことが一番、ダメでしょう。

いつもと同じことを繰り返しそうですが、

僕は僕にしかできない音楽を作り、演奏します。

まずは僕が僕自身を納得させることのできるパフォーマンスの実現に向けて、

毎日の鍛錬です。

そして新しいアイデアへの挑戦です。

 

レベル64は、レベル20前後の若者たちにタイマン勝負を挑み続けます。

そのためにも何といっても断酒ライフの、断固とした継続です、ハイ。