僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ウグイスの出勤簿

飲酒歴40年、断酒歴7年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、看板に偽りあり・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は月曜日、

今期の僕の勤務日程から言えば、研究日に当たりますので、

大学に行く必要はありませんでした。

 

が、

パートナーもパート仕事が休みにあたり、

一緒に家にいるのも嫌なので、出勤しました。

 

まず、自動車税と固定資産税の払い込みに行きました。

固定資産税が少し安くなっています。

地価の評価が下がっているからですが、

やはりこれも、日本としての経済的な地盤沈下が関わっているんでしょうね。

税負担が少しでも軽減されたのは助かりますが、

必ずしも喜んでばかりもいられないようです。

 

実は大学では、大事な業務を積み残しておりました。

昨年度の出勤簿を全くつけておらず、

総務課の担当者から早急の対応が要請されていました。

 

 

こそこそと出勤簿の僕のページを抜き取ってもらい、

僕の仕事場で、昨年の予定帳やこのブログを確認しながら、

出勤簿を作成しました。

殆ど公文書偽造?かもしれません。

 

何故、出勤するたびの押印という、誰でもが行う業務をさぼってきたかというと、

この行為の職務上の意味や機能がよくわからなかったからです。

 

いや、労務管理を行う部署にとって極めて重要なエヴィデンスの作成であることは分かりますが、

しかし少しだけ思いあがった言い訳をしますと、

僕たち、教育研究職の報酬は、一面で成果主義的な判断を基準としており、

何時に出社して退社したかということは、

本当に形式的なことに過ぎないのではないかという思いがあります。

 

どうも僕にはひねくれた感覚がありまして、

納得できないことに対しては、過剰にへそを曲げてしまうようです。

定年を前にしても、ビジネスパーソンとしての常識は身につかなかったようです。

 

公文書偽造を完成させ、少しばかり研究資料に目を通してから、

3時前に帰宅しました。

帰宅しますと、懐かしい?声が聞こえてきました。

ウグイスの威嚇音です。

 

ウグイスのホーホケキョを威嚇音というのもおかしな表現ですが、

しかしあの声は、縄張りの主張ということですので、

さえずりというよりも、威嚇といった方が、近いのではないでしょうか。

 

昨年は3月の半ばには聞こえていました。

しかし今年は全く聞こえてこなかったので、

拙宅のすぐ近くで営巣したであろうつがいは、

今年はどこかに行ってしまったのだろうと思っていました。

 

しかしこんな年もあるんですね、

もうすぐ6月の声を聞こうという時、

地方によってはすでに真夏日も記録してしまうことに、

ウグイスが鳴き始めたのです。

 

ツバメたちが盛んにえさを求めて飛び回る横で、

ホンマは獰猛な雄叫びですが、悠長にも聞こえてしまうホーホケキョ、

変な感じです。

 

この国では、春もなくなりつつあるようです。