僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

20世紀のオッサンはマジで怒る

飲酒歴40年、断酒歴7年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、今日も教師日記・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

3カ月ほど前ですが、勤め先の大学の授業で、無茶苦茶マジに怒ったことを報告しました。

 

久しぶりにマジに怒ってみました 結果 ムッチャ疲れた - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

実は今日の話も似たような報告です。

後から考えてみれば、かなりきつい怒り方をしたと思います。

 

前回の怒りは、受講生全員に対する、警告という性格がありました。

しかし今日の怒りは、一人の学生に対する最後通告に近い形になってしまいました。

 

彼が何をしていたのかといえば、授業の初めから終わりまで、

ずーっとワイヤレスタイプのイヤフォンをつけていただけです。

だけです、と言ってしまえば、えらく軽いことのようにも思われるかもしれませんが、

当然ながら彼は僕の話を全く聞いていませんし、

恐らくはノートもとっていなかったでしょう。

つまり、形だけ、出席していたということです。

 

 

僕は大教室で行われる講義という形式であったとしても、

受講生一人ひとりに語り掛けるつもりで、授業に臨んでいます。

僕の怒りは、語り掛けてくる相手を端から無視して別の何かに興じているという、

その失礼極まりない態度に向けられていました。

 

僕は僕の怒りは、動機としては間違っていないと思います。

そして僕は、心の底から彼の失礼な態度に、本当に怒りを覚えました。

 

授業が終了し、教室から出ていこうとする彼の腕をとり、僕は告げました。

「来週から来ないでくれ。」

やや、言い過ぎだったかもしれません。

まず、注意を促すべきではないかという考え方もあるかと思います。

 

しかし、こちらは真剣に語り掛けている、

少しでも若者たちの関心を喚起すべく、ありとあらゆる手練手管を工夫しています。

大袈裟ではなく、僕自身のほぼすべてを投入して講義を行っています。

その僕の取り組みを鼻であざ笑うかのような仕打ちに対して、

僕は怒ったのです。

 

今のところ、彼からは何のアクションもありません。

最後通告のような言い方をしていますが、

彼の方から何か申し出があれば、怒りではなく、指導をするつもりです。

 

少なくとも彼が、彼自身の自己中心的な甘えに気がついてくれればと願います。