飲酒歴40年、断酒歴7年と10カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。
本日もリスボンの、何でも加齢のせいにしたらアカン・ノープランブログ、
ご訪問ありがとうございます。
比良山系の麓に庵を開いて20数年、
色々なものが耐用年限を迎えつつあります。
リビングのエアコンも、さすがにヘタってしまったようで、
今日、パートナーとともに、ジョーシン電気に買い替えの相談に行きました。
店員さんの熱心な説明を聞いているうちに、話を理解するのがだんだん、面倒になってきました。
たかが家電、どうでもいいやという思いもありましたが、
どうもこちらの知的理解能力の錆びつきもあったようです。
知的能力の衰えについては、加齢に伴う当然の現象であると開き直る癖がついてきたようで、
考えてみれば、これはこれで、かなり危険な状態のようです。
開き直ったらあきませんわ、よう、考えたら。
以前は、人の話を聞くことは好きでした。
それも異なる分野の専門家の話は、
知的な好奇心を大いに刺激し、新たな知的回路を開墾してくれる、
実に豊かな時間を与えてくれる、素晴らしい素材でした。
僕が大脳の活用を面倒くさがるようになったのは、
どうも、僕自身の一つの選択にも理由があったようです。
たしか4年ほど前に、永年、お世話になってきた学会からの退会を決めました。
そして世間はそれと同時に、新型コロナ感染拡大防止フェーズに入りました。
そのころから、専門家の魂のこもった、込み入った話を聞く機会が激減したようです。
聞く力は、決して受動的な能力ではなく、
極めて能動性の高い、主体的な意志に基づいた能力です。
ここ、数年の僕は、この大切な人生プラクティスに対して、さぼりがちでした。
そりゃ、錆びつきますわ、脳みそも。
ちょっと、というか、かなり反省が必要ですね。
歳をとったら何でも、衰える、
たしかにそうかもしれません。
でも、そう決めつけてしまうと、自らの可能性にも蓋をしてしまいかねません。
不良初期高齢者を標榜する以上は、世の摂理に逆らわなければなりません。
猛省します、ホンマに。