僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

8年経ちました

飲酒歴40年、断酒歴8年、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、今日は振り返りましょう・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

ありがとうございます。

本日をもちまして断酒ライフ継続、8年を達成いたしました。

ホンマの一区切りと誰もが認める違いない10年まで、あと2年。

長かったようにも感じますし、短かったようにも思います。

 

長かったという感じ方は、

今ではありがたいことに、

飲み散らかしていた頃の感覚をほぼ忘れてしまっているという事実に基づいています。

何よりもアルコールを体内に取り込むことに、

生きざまの優先権があった時代のことを、

ありがたくも体が忘れてくれています。

繰り返しますが、ホンマにありがたいことです。

 

短かったという感慨は、こちらもありがたさとともに振り返りますが、

8年前の断酒ライフ入門以来、

断酒ライフの継続に苦労や苦痛を感じたことがなかったことに基づいています。

SLIP の危機にも会いませんでした。

アルコールなしの生活がもたらしてくれるプラスの効果ばかりを楽しむことができました。

もちろん肝硬変が快方に向かうことはありませんが、

特に食事制限を受けることもなく、

処方される薬剤も徐々に少なくなり、

現在では、一切、薬を服用しておりません。

 

味覚も変化し、甘党にもなりましたが、

季節の野菜のような、素朴な味わいの中に極上の楽しみを見つけることができるようになりました。

毎日、しっかりと食べることができる、これこそが最高の食道楽です。

 

僕のやり直しの人生を支えてくれたのは、

これも何度も告白していますが、

音楽でした。

 

美術史、デザイン史の研究家としてキャリアを積んできましたが、

そのキャリアの最後の最後に、

僕にとって音楽が一番大事であることに気がつきました。

そして単なる楽しみではなく、生きざまとして音楽に取り組んでよいということに気がつきました。

 

毎日、練習を欠かさないことで、確実にアーティストとしての力が向上しました。

そしてそのおかげで、新しい出会いに恵まれました。

僕はまだまだ発展途上です。

そしてこれからもより多くの素晴らしい人たちと出会う予定です。

 

いつも繰り返して書いてきました。

今日も書きます。

ホンマ、酒ごときで死ななくてよかった。

まだ50年は青春を謳歌します。